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運動療法

運動不足は息切れを悪化させる一因に

デンマークで行われた、COPD症例を対象とした研究によると、「あまり動いていない人は入院と再入院のリスクが高くなる。逆に動いている人は再入院が少ない」という結果が示されています。
“在宅酸素療法の父”といわれる米国のペティ先生(Thomas Petty)が2000年に行った研究でも、持続的に酸素療法を行い、しかも一日に1km強歩いた人の方が、生存率が高く、再入院が少ないという結果が示されています。
運動は息切れをもたらしますが、体を動かさないと筋肉が弱り、いっそう息切れが強くなるという悪循環に陥ります。無理のない範囲で身体を動かして体力をつけ、悪循環を改善することが大切です。

自分の身体や肺の機能に合った運動を

歩くことは安全で効果的な運動です。まずは歩行トレーニングからスタートし、運動の種類を増やしていきましょう。症状が軽い場合には全身の持久力や筋力アップのためのトレーニングを加えていきます。
息切れが強い場合は呼吸訓練やストレッチなどの基礎的なトレーニングを。
ベッドに腰掛けて足踏みをなども良いでしょう。運動はできるだけ毎日続けることが大切です。

肺の病気がある方にとって、運動は運動はとても大切です。身体を動かすことで、気分がよくなったり、自信を回復したりする効果があります。

ポイント

運動療法イメージ
  • 積極的に外に出て、できるだけ毎日続けましょう。
  • 慣れてきたら時間を増やしましょう。
  • 苦しくなったら口すぼめ呼吸を。
  • 運動を始める前に酸素の流量を合わせて、気管支拡張剤の吸入をしてから行いましょう。
  • 少し動いただけで息切れするような場合は、上半身の運動を中心に。
  • 歩けないときはベッドに腰掛けて足踏みを。
  • 体調の悪いときは控えましょう。
※体調がよくない日には、運動量を半分にしたり、中止したりという判断も必要です。医師と相談しながら、自分に合った運動を心掛けてください。

日常生活を活動的に

体を動かすのは運動だけではありません。家事などで身体を動かして日常生活を活動的におこなうことも息切れの改善につながり、体調を改善します。日常生活のなかで積極的に体を動かすようにしましょう。
日常生活を活動的に
日常生活を活動的に